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クレージー・ハート [☆映画(Cinema)]

映画「クレージー・ハート」は、文句なしの素敵なストーリーでした。

カントリー&ウエスタン・ミュージックが好きな人だけじゃなくて、このところ景気が悪かったりで、仕事に行き詰まったりしている、元気のないお父さんたちが観たら、勇気がわいてくるんじゃないかなと思います。

クレージー・ハート.jpg

 Country Charm~カントリー・ミュージックの魅力いっぱい

昔、FENの放送が入る土地に住んでいた頃、日曜日の午後は、「アメリカン・カントリー・カウントダウン」をよく聴いていました。

どこかで聴いたような曲や、金太郎飴のようなチューンの数々が並んでいても、なぜか心安らぐ不思議な魔法のサウンド・・・カントリー・ミュージック。

自分の歌が唄えれば、場末のバーやボーリング場の特設ステージでも、愛車の「べス」を転がして、営業に回るカントリーシンガーの「バッド」。かつてのヒット曲を携えて「伝説の人~」と言われても、悲しいかなすでに過去の人。おまけにアルコール依存症で身持ちも悪い。もう、目を覆いたくなるような不様さ・・・。 しかし、そんな彼に幸運の女神と天使が一度に舞い降りた・・・。でも、酒癖の悪さで取り返しのつかないことになってしまう。バッド役の「ジェフ・ブリッジス」は、本物のカントリー・シンガーになりきっていた~お見事!!。

エンディングが絵に描いたようなハッピーエンドではないところが、気に入りました。

コリン・ファレルが演じるカントリーシンガー(トミー・スウィート)、間の抜けた色男ぶりが面白かったし、ちゃんと歌ってるので驚いてしまいました。マギー・ギレンホール(ジーン)、ロバート・デュヴァル(酒場のマスター・ウェイン)など一癖二癖ある役者さんが揃っていて楽しめました。

カントリー・ミュージック界の人たちは、頑固で保守的みたいだけど、『義理堅い』のだなとあらためて感じました。師弟関係、仲間同士の絆など、とにかく固い!!そして、格好いい!!

★★★★☆+1/2


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