SSブログ
★賞心悦目 ブログトップ
前の10件 | -

石蕗の花と「ふたり」 [★賞心悦目]

 竹田の城下町散策からの復路で、立ち寄った朝地町の「朝倉文夫記念公園」
 
石蕗(ツワブキ)の黄色い花が
今を見頃と、誇らしげに群生。
朝地1.jpg
きれいな形で木をとり囲み、花開いていました。
 これは、自然の造形なのか?、とうぜん日々のお手入れによるものかしら?と感心しました。我が家の庭の石蕗は、毎年ポッリンと花を咲かせる程度なので、カメラを向けることもないし・・・。
 
朝地3.jpg
「黄葉の見頃は、あと数日後という銀杏の木」
 
初めて目にした、朝倉響子の「ふたり」
朝地4.jpg
 2016年に完成していた彫塑「ふたり」
 著作権の問題で5年間、シートに覆われて非公開。2年前の2021年に除幕されるという、背景がありました。
 
「ふたり」と「石蕗の花」
朝地2.jpg
「石蕗」の花言葉は「困難に負けない」
 設置の背景を知ると、偶然とは思えないめぐり合わせの花言葉です。
 
 「つかず離れずの位置に座る二人の女性」
 彫塑「ふたり」には、「真の女同士の友情は、お互いを認め合うことから始まる」というメッセージが込められているのではないかと思います。

菊花展 [★賞心悦目]

丹精込めて育てられた菊花
和服美人のような艶やかさ
菊花展2.jpg
菊花展1.JPG
菊花展2.jpg
毎年、「七五三のお祝い」前の時期に神社で催される。
菊花展
菊花展3.jpg
大菊 小菊 色とりどり菊の種類がたくさん。
どの花も優雅だったり可憐、目移りしてしまう美しさ。
大菊は振袖の姫君、小菊は町娘といったところ。
 
この時期に合わせて開花させる技は見事です。
 
我が家の菊(マム)
花壇に植えていた菊は、もう咲かなくなりました。
 
 鉢植えから庭に直植えして、2~3年はすくすく育ってくれていたんだけど・・・。
 手入れが、ゆきとどかなかったのです。
 「肥料喰い」といわれるくらい肥料が必要だとは知ってましたが、手間も肥料も足りなかったよう。
「菊は育てるのが難しい植物」
「菊づくりは心を磨くたしなみ」だとか・・・。
  
 出展されているおじさま方に菊栽培について伺っていたら「一緒に菊を育てませんか?」と入会のお誘いをうけました。無下にお断わりできず「考えておきます」と答えてしまいました。(グリーンサムの才能ナシ)。
 小学校のクラブ活動は「園芸」でした。同じエンゲイでも「皿回し、南京玉すだれ、手品や落語」の「演芸」と間違われてしまいがちな、わたしです。

「みどりのかげ」 [★賞心悦目]

遊歩公園にあった白い像
(セメント)の「みどりのかげ」
大分・みどりのかげ2.jpg
 十数年前にたまたま、行事でコンパルホール4階(多目的ホール)を訪れることがあり、ホールの横に設置されていて、懐かしく眺めました。

 そして、その時にこれがセメント製だったと知って、驚きました。
大分・みどりのかげ1.jpg
 わたしが子どものころには「滝廉太郎像」の隣に並んでいました。
 四季折々、色を変える公園の樹木の傍ら、陽光に照らされる白い像
 遠い記憶にあっても、木々の織りなす色彩、特に緑に映える白い像の美しさが、印象深く脳裏に焼き付いて残っています。
朝倉文夫展覧会.jpg
それから、2015年に初めて朝倉文夫記念館へ
 
 立ち寄った「記念文化ホール」の脇に「みどりのかげ」がありました。
朝地・みどりのかげ.jpg
屋外と室内では、特に表情の違いが見てとれました。
 やっぱり、「みどりのかげ」は屋外にあるほうが生き生きとしている感じ。「ブロンズより白がいいな」「わたしは昔のほうが好きだな」と思いました。
 
 ところで、その数年後に再訪した際、この像は記念館の常設展示へ移設されていました。屋根のある屋外だったとはいえ、セメント製の宿命には逆らえなかったのでしょう・・・。

初代ボスザル「ジュピター」の像 [★賞心悦目]

高崎山には、悪い言い方だけど
宝の持ち腐れともいえる彫塑が存在している。
 
初代ボスザル「ジュピター」の像
ジュピター3.jpg
ジュピター1.jpg
朝倉文夫先生の素晴らしい彫塑
サルの体つきを実写的に表現し
力強い手足、野生ならではの眼光の鋭さ
ボスザルの威厳と包容力も感じさせる。
 
 以前は、サル寄せ場へとつづく、メインの入り口で現在は通行止めになっている石段の脇にその像はある。
ジュピター2.jpg
 もはや人目のつきにくくなった場所に、お宝を置いておくなんてと、高崎山へ行くたび、複雑な気持ちになってしまう。これぞ市の財産として、駅前や公園など公共の場所に移設もしくは、美術館で展示するのが相応しくないかい?と思うのだけど、ここはお寺さま(萬壽寺)の所有地、そう簡単にはいかないのかな?「あーぁ。もったいない」
 
 でも、この「ジュピター」の彫塑の近くには、寺のお地蔵さまなどの石像が点在していて、なんとなく周りに溶け込んでいるようにも見受けられる。
 「ジュピター」は、おサルさんたちの「守りご本尊さま」として、高崎山全体を見守っているように思えなくもない。

桜の季節に舞う鯉のぼり(弐) [★賞心悦目]

別府「境川沿い」の桜
境川1.jpg
そして、川に舞う鯉のぼり
車で川沿いを走るとき、よく目にしていたこの景色
先週末、初めて川沿いに降り立ち、歩いてみました。
境川2.jpg
川下の海側に眼をやると「高崎山」が望める。
境川3.jpg
川上の山側に眼を向けると
「鶴見岳」と「扇山(大平山)」
 
桜並木だけじゃない
とても贅沢な景色の中を散策しました。

タグ:別府

桜の季節に舞う鯉のぼり(壱) [★賞心悦目]

桜の季節に舞う鯉のぼり
桜と河原1.jpg
市内の桜並木の川沿いにはためく、鯉のぼり
鯉のぼり.jpg
すっかり春の風物詩となっています。
桜と河原2.jpg
子どもの頃は、今より何倍も川幅がひろくて
川岸には、朽ちかけた古びた木造の小舟があった。
春は土筆が芽吹き、秋には彼岸花の花咲く
小さく、なだらかな土手のある河原だった。
護岸の整備により、河原は消え、公園になり
狭くなった川は、川とは呼べそうにない
「溝」のような形になってしまった。
 
そして、整備に伴い桜の植樹がされ
すっかり様変わり。
いつしか、その桜木が立派な桜並木に成長し
桜の季節が来ると、春空に元気な鯉のぼりが
舞い踊って、桜花に華を添えてくれている。
 
のどかだった、昔の川辺の面影を思い出しながら
家族連れの楽しげな姿に心が和んでいく・・・。

臼杵公園へ [★賞心悦目]

臼杵の城下町を眺めるべく、臼杵公園へと行きました。
 城跡への正面突破(古橋口園路)は、石垣崩落の恐れの通行止めにて不可
 よって、回り道コース(今橋口園路)での登城となりました。
うすき城.jpg
 
今回の登城の目的のひとつ
日名子実三の「彫塑見学」
 
「廃墟」と題された
老木と一体化したような翁の像
廃墟1.jpg
廃墟2.jpg
 第一印象は、お師匠さん=朝倉文夫「墓守」を彷彿とさせる作品だなってベタな感想。
 聞くところによると、不運の俊寛僧都をモチーフにしたとのこと。でも、わたしは、老衰で亡くなった祖父、柔和で寛容だったおじいちゃんの面影とが重なりました。まるで、人生を全うした翁(おじいちゃん)が、温かい眼差しで、優しく語りかけてくれるような感じがしました。
 

公園内の日名子実三のもう一つの作品
大友宗麟公のレリーフ
大友宗麟公 臼杵.jpg
残念ながら「レプリカ」
オリジナルは、第二次世界大戦中に金属供出されたそうです。
 
 そして、公園内には「国崩し」という名の大砲が鎮座しています。
国崩し.jpg
ポルトガル副王から宗麟公への贈り物だったそう・・・。
 こちらは、もちろんレプリカだけど、400年以上前の本物の「国崩し」は現存していて、靖国神社の遊就舘に展示されてあるっていうのよね。
 臼杵公園内には、護国神社も建立されていて、そこかしこに戦争の爪痕が見てとれたりし、つくづく戦争は嫌だと思いました。
 
城跡の一角から、城下町にあるカトリック教会が見えました。 臼杵公園とカトリック教会.jpg
15世紀後半のキリシタンの時代から
現在に至る臼杵の歴史を物語る城跡でした。

鐘の音に魅かれて [★賞心悦目]

梅雨曇りの金鱗湖
金鱗湖で鐘の音.jpg
 この日は、14歳の夏休みに知り合って無二の友となった、かけがえのない友人を追悼すべく、早朝から彼女との想い出にあふれたお店(茶房)へ行くために早起きをし、由布院へと向かいました。
 
 茶房をあとにしてから、金鱗湖周辺を散策。湖面をのぞくと鯉に混じって、外来種らしき異様な光を帯びた魚が生息していて、気味の悪い大きな赤い口を広げていました。その魚の様子を観察していたら、お寺の鐘の音が鳴り響いてきたのです。それは、午前11時を告げる鐘でした。
 その音色を耳にした途端、突然というか必然的に「これから、お寺にいこう~」と思い立ってしまったのでした。
佛山寺ー3.jpg
「佛山寺」の鐘は、なんとも心地のよい響きをもち
 わたしをいざなってくれ、それは5年振りの参詣となりました。
 
 「牛に引かれて、善光寺参り」ならぬ「鐘の音に魅かれて、佛山寺参り」ということです。
佛山寺2022ー1.jpg
亡き友は、その数日前に満中陰をむかえていたので
このような機縁(仏縁)もあるものなんだなと思うと
感慨深いものがありました。
佛山寺ー2.jpg
 山門まで登る道の途中で、ウグイスの鳴き声が聞こえてきました。しばし観光地の喧騒を忘れてしまう憩いの地が、湯の坪街道から数分の場所にあるんだと改めて感じ入りました。
 
 ところで、帰宅してから、司馬遼太郎が『街道をゆく』の中で、「ここ(佛山寺)の鐘の音は、郷愁のある響きである。」とふれていらっしゃると知りました。心の和む澄み切った鐘の音は、今回の旅空で、午前11時に鳴り響くと知りました。これからは、時間を合わせて湯布院を訪ね、鐘の音に耳を傾けたいと思います。

紅く染まるコキア≪育て!! 魔女のホウキ≫ [★賞心悦目]

コキアが紅く染まり、見頃を迎えていました。
そう、あの魔女のホウキの材料になる植物です。
ハロウィーンでの出番を待ちかねているみたい!?
コキア①.jpg
ダム湖の借景が、ロマンチックでステキ
 
お家から出たことのない手乗りサイズの「くま公」をお供にして
農業文化公園(杵築市)で、秋の空と景色を満喫してきました。
コキア③.jpg
右のような緑色のコキア群もありました。
 コキアを長く楽しんでもらうため、植える時期を少しずらしているそうです。
コキア②.jpg
 紅いコキア群の中に黄緑色のコキアが、ちらほら見え隠れ。同じ時期に植えたのだそうですが
 「朱に交われば赤くなる」ことに抵抗するかのごとく、自己主張する黄緑コキア。どこの世界にも目立ちたがり屋さんは、いるものですね。
 
 自分用のお土産に「ロザリオビアンコ」と「香母酢(カボス)」を買いました。
 皮ごと食べられる、種のない「ロザリオビアンコ」は、さわやかな甘さで美味。薄皮が剝きにくかったけど、やはり皮がない方が格段に美味しかった~頑張って剝いた甲斐がありました。
ぶどうとカボス.jpg
公園内の果樹園で育った粒よりのカボス(詰め放題)
ビニール袋を引きのばしたら、あと3個は入ったかも・・・。

秋風のヒマワリ [★賞心悦目]

臼杵市野津町落谷の「季節はずれ」と呼ばれている
「ヒマワリ畑」に行きました。
秋のひまわり.jpg
地域の方々の取り組みで、畑に植えられたヒマワリの種が
大事に育てられ、見事な花々を咲かせていました。
 
「蝉しぐれ」と「麦わら帽子」が似合う
カンカン照りの真夏のヒマワリ畑ではなく
涼しげな虫の鳴き声を耳にしながら
心地よい10月の秋風に吹かれつつ、ヒマワリを愛でるという
贅沢な体験をすることができました。
野津町 ひまわり畑.jpg
なんと、[かわいい]ヒマワリの花をひとり5本まで持ち帰れました。
親切な駐車場の誘導、花切りハサミを貸していただくなど
地域の方々のお心配りと、もてなしの数々にお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
 
ひまわり2020.jpg
持ち帰り用のお花を選んでいたら
ハサミを入れたいヒマワリにミツバチがとまっていて
美味しそうに夢中で蜜を吸っていて、この花は
とうとう、切ることができませんでした。
 
この畑を散策している間じゅう、ヘンリー・マンシーニの
映画「ひまわり」のテーマ曲が、脳内で自動再生されたのでした・・・。


大輪の黄色い花は、元気を与えてくれるけど

 ヒマワリの花言葉は「あなただけを見つめる」~なんだか、切ないな・・・。

タグ: 臼杵
コメント(0) 
前の10件 | - ★賞心悦目 ブログトップ