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「ブライアン・ジョーンズ」在りし日の姿を求めて [☆映画(Cinema)]

小学生(9歳)の頃
ザ・ローリング・ストーンズに惹かれて
初めて心をときめかせた「ロックスター」が
「ブライアン・ジョーンズ」
 
見た目に魅かれるのは、少女の常というものよ。
ファッションセンスもスタイルも良くって
断トツ、カッコ良かったんだもん。
ブライアンジョーンズ.JPG
ということで、「ブライアン・ジョーンズ」
在りし日の姿を求めて
 映画「ROLLONG STONE ブライアン・ジョーンズの生と死」を観に行きました。こちらも一日一回、一週間限定の上映。最近は、短期決戦の映画鑑賞ばかりでございます。
 
ドキュメンタリーだから、「映画」とは言い難いですが
「映画」としては、面白くなかったです。
 
 動かない(写真)ブライアン・ジョーンズが多かった。既に見たことのある映像の使い回しもあり。例えると年代物(ビンテージ)の古布を使った「パッチワーク作品」。新しい布と古布とを繋げて仕上げているから致し方ないけれど、古布の配置バランスがよくない。ロックスターとして、光輝いていたブライアンの色調が、ぼやけて、影が目立ちすぎていた。雑な縫い方も気になってしまい・・・わたしには物足りなかったです。
 
ただの不審死なのか?事故死?あるいは殺人事件かも?
何年も取り沙汰されてきた、ブライアン・ジョーンズの死。
 当時を知る者としては「ドラッグとお酒」「プールに沈んでいた」が、ショッキングだったわ。
 
 肺の中にプールの水ではなく、真水(飼い葉桶の水?)が入っていたって。
謎はナゾのまま・・・
死因の記録は、75年間の封印ってことだそう・・・。
 
 犯人と推測される人物もすでに故人、元ガールフレンドのアニタ・パレンバーグなども2017年にお亡くなりになっているし、死人に口なしばかり・・・。アニタがキースといい仲になったからって、女で身を持ち崩すような男じゃないと思うけどな・・・。
 
「ストーンズのレコードを全部持っている女の子は・・・」
のくだり、仰る通りでございます。
 
 元GFのひとり、Zou Zouいわく「アニタには、暴力ふるったっていうけど、アタシにはそんなことしなかったわ。」には笑っちゃいました。「『Satisfaction』が下品な歌だと、毛嫌いしていた。」などの話も・・・。そして、Zou Zouのインタビューは、英語字幕付き(ズーズー弁)。
 
あらゆる楽器を上手く操れる
曲のアレンジに長けた
『器用貧乏』ともいえるブライアン・ジョーンズ。
そのプライドがゆえ、作詞・作曲に手を出せなかったのかも。
 ことに、Blues・Rock 'n' roll に関しては、譜面の読み書きができなかったり、音楽を学んでいない方が、有利な点もあるのかも?と思うの。
彼こそが「ワールド・ミュージック」を世に広めた先駆者
 生きていれば、敏腕プロデューサーになれたのではなかろうかと・・・。
残念すぎる早世。
 
 エンディングロールで「Alabama3」の歌う曲が面白かった。気分転換になって、笑って映画館をあとにすることができました。
「〔I'll Never Be 〕Satisfied 」