初代ボスザル「ジュピター」の像 [☆旅空百景]
高崎山には、悪い言い方だけど
宝の持ち腐れともいえる彫塑が存在している。
初代ボスザル「ジュピター」の像


朝倉文夫先生の素晴らしい彫塑
サルの体つきを実写的に表現し
力強い手足、野生ならではの眼光の鋭さ
ボスザルの威厳と包容力も感じさせる。

もはや人目のつきにくくなった場所に、お宝を置いておくなんてと、高崎山へ行くたび、複雑な気持ちになってしまう。これぞ市の財産として、駅前や公園など公共の場所に移設もしくは、美術館で展示するのが相応しくないかい?と思うのだけど、ここはお寺さま(萬壽寺)の所有地、そう簡単にはいかないのかな?「あーぁ。もったいない」
でも、この「ジュピター」の彫塑の近くには、寺のお地蔵さまなどの石像が点在していて、なんとなく周りに溶け込んでいるようにも見受けられる。
「ジュピター」は、おサルさんたちの「守りご本尊さま」として、高崎山全体を見守っているように思えなくもない。
2023-06-06 16:00
さるっこレール [☆旅空百景]
高崎山のサル寄せ場までを走る「さるっこレール」
眼下に広がる海と
山のおサルさんを眺めながらの片道約4分

高崎山自然動物園への入園料を支払ったあと
「えっさほいさっさ」と坂道を徒歩で行く(料金要らず)と
モノレール(往復で料金110円)がある。
上りモノレールでは、サル寄せ場に到着するまで、指原莉乃のガイドアナウンスが流れて、とってもいい感じなのだ。でも下りのアナウンスは、なーーーんもないというのが残念。少しは商売っ気を出して「楽しんでいただけましたか?」とか「またのご来園をお待ちしてます!」「引き続き、おんせん県をエンジョイしてくださいね。」など、観光大使としてのアナウンスがあると喜ばしいのにな・・・。
昼下がりの高崎山で
太平洋(別府湾)を背にし
「裕次郎ポーズ」の子ザルさん!!
おもわず、シャッターを押した

「俺は待ってるぜ!」
2023-06-06 14:20
ゴローがトップになった日 [☆旅空百景]
高崎山のB群トップの座が「ゴロー」になったというニュースを聞きつけ、彼の晴れ姿を見るため「就任式(2023年5月26日)」に行ってきた。
バナナの美味しさが忘れられないようで、しばらくの間、皮をなめたり齧ってみたりしていたゴロー。

いつ見てもいい男前(猿)ぶり
![[黒ハート]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/136.gif)
ヤケイ(♀)より優位になったと認定され、この日の主役に躍り出たゴロー
棚からぼた餅式というか
女(♀)のチカラで頂点に立つてしまったのかしら~
ステージに立つ前のゴローは、美味しい落花生のサービスを受け、ちょっとご機嫌な様子。これから一世一代のイベントがあるなんてことも・・・なーーんも知らない。

(真正面からのお顔も撮れた)
マスコットキャラクターのタッキーが就任の辞令を受け取り

ステージ裏では、出番待ちのゴロー
(下の写真、左の隅に顔がのぞいてる・注意を引き付けるスタッフさんとゴロー)
そして、いよいよ主役のゴローがステージに登場

垂れ幕の紐にくくりつけられた芋を目指して
豪快にジャンプ!!
就任のご褒美に初めて
「バナナ」を御馳走されたゴロー。


そして、この場所(壇上)に居れば、またバナナにありつけると思っていたのか?、未練たらしく緋毛氈の上にへばりついていた、可愛いゴロー・・・。
ステージの解体が始まり、騒音がしても動じることなく、居座り続けていた。(笑)
ゴローの天下は、いつまで続くかはわからない。幸いにも、今のところ三日天下で終わっていない。
晴れ舞台に立ち合えてよかったと、ファン冥利につきる思いなのだ~。
2023-05-29 14:30
桜の季節に舞う鯉のぼり(弐) [☆旅空百景]
別府「境川沿い」の桜

そして、川に舞う鯉のぼり
車で川沿いを走るとき、よく目にしていたこの景色
先週末、初めて川沿いに降り立ち、歩いてみました。

川下の海側に眼をやると「高崎山」が望める。

川上の山側に眼を向けると
「鶴見岳」と「扇山(大平山)」
桜並木だけじゃない
とても贅沢な景色の中を散策しました。
タグ:別府
2023-04-05 19:30
桜の季節に舞う鯉のぼり(壱) [☆旅空百景]
桜の季節に舞う鯉のぼり

市内の桜並木の川沿いにはためく、鯉のぼり

すっかり春の風物詩となっています。

子どもの頃は、今より何倍も川幅がひろくて
川岸には、朽ちかけた古びた木造の小舟があった。
春は土筆が芽吹き、秋には彼岸花の花咲く
小さく、なだらかな土手のある河原だった。
護岸の整備により、河原は消え、公園になり
狭くなった川は、川とは呼べそうにない
「溝」のような形になってしまった。
そして、整備に伴い桜の植樹がされ
すっかり様変わり。
いつしか、その桜木が立派な桜並木に成長し
桜の季節が来ると、春空に元気な鯉のぼりが
舞い踊って、桜花に華を添えてくれている。
のどかだった、昔の川辺の面影を思い出しながら
家族連れの楽しげな姿に心が和んでいく・・・。
2023-04-05 19:00
二番手の男前 [☆旅空百景]
高崎山にお住いの私好みの男前
名前は「ゴロー」

(2021年10月のお姿)
愛らしい顔、体格と毛並みの良さ
なんとなく優雅な立ち振る舞いをする姿に
胸キュン![[揺れるハート]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/137.gif)
![[揺れるハート]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/137.gif)

(2023年1月のお姿)=近影
黙々と「麦を拾っては食べ、拾っては食べ」の
食いしん坊ぶりに見惚れてしまう・・・・。
写真のチャンスは「麦の拾い食いタイム」しかない。
2021年の冬(12月)のこと、男前のゴローが、わたしの「股くぐり」をしてくれちゃったのだ~「なんか太いのが、スッと通ったぞ」と思ったら彼だった(笑)。幸運といわれる「おサルの股くぐり」、それもゴローですもの・・・こりゃラッキーと思ってしまいました。で、年末の宝くじ(ドリームジャンボ)買って、一攫千金を夢見ましたが、期待通りとはいきませんでした。
わたしの清き一票の甲斐があったのか、なかったのか・・。
惜しくも2位の座に・・・昨年が3位だったので前進ありかも?
過去2回、首位の座を獲得したこともある「男前」
来年こそは、再び返り咲きをしてくれ!!
2023-01-25 15:00
収穫した葡萄とソフトクリーム [☆旅空百景]
るるパークという可愛らしい愛称のついた「農業文化公園」
コキアの色がまだ若草色の9月上旬

珍しい葡萄の収穫体験に参加しました。
その名は『ネヘレスコール』

収穫後は買い上げになるので
どれにしようかと、あれこれと迷った2房は
どちらも同じくらいの重さ=「約1.4㎏」でした。

帰宅後に少し冷やしてから
皮ごと美味しくいただきました。
それは「野趣あふれるというか、オールドファッション」な味覚の葡萄
食べたことがあるようでないような、新鮮でいて懐かしい味でした。
ところで、『ネヘレスコールの葡萄』
旧約聖書に出てくる葡萄というのですが、新約聖書なら手元にあるけど、旧約聖書は持っていないので何のことやらわかりませんわ・・・。
わたしは、この葡萄をみて、タイトルの思い出せない、昔みた映画のワンシーンが思い浮かびました。『寝転んだ王様らしき男が、美女たちを侍らせて、ぶら下げてもらった、たわわなに実った葡萄をほおばる』まるで、酒池肉林のようなシーンに出てくる葡萄の房・・・(笑)
10月に入って、コキアの紅葉見学で、再び「るるパーク」へ

ネヘレスコールの味をソフトクリームで味わえるので
公園内散策後に、初めてソフトクリームを食べてみました。

爽やかな葡萄の甘味がして、とても美味しかったです。
2022-11-19 15:30
うすきで出会い [☆旅空百景]
臼杵のスーパーアイドル猫の
フクちゃん


駐車場周辺をパトロールしたり
ゴロゴロしたりと、元気なご様子でした。
そして、相変わらずのツンデレぶり(笑)
この日は、フクちゃんをかわきりに、ミニチュア・ピンシャーの女の子ちゃん、子猫のような鳴き声を出して気を引く、茶トラのおっさん猫などの可愛いワンコ・ニャンコに出会えただけでなく
高所からおやつを食べながら通行人を見物する、リスザルちゃんにも出会いました。

見星寺近くで、うたた寝中のニャンコ

少し薄目を開けながらもウトウト
ニャンコが暮らしやすい町は、人間にも居心地の良い所ということなのですね。
通りから「おおっー、ワンコ発見~!」と近づいたら

「置き物」くんだった・・・。
という出会いもありました。(笑)
2022-11-06 17:00
臼杵公園へ [☆旅空百景]
臼杵の城下町を眺めるべく、臼杵公園へと行きました。
城跡への正面突破(古橋口園路)は、石垣崩落の恐れの通行止めにて不可
よって、回り道コース(今橋口園路)での登城となりました。

今回の登城の目的のひとつ
日名子実三の「彫塑見学」
「廃墟」と題された
老木と一体化したような翁の像


第一印象は、お師匠さん=朝倉文夫「墓守」を彷彿とさせる作品だなってベタな感想。
聞くところによると、不運の俊寛僧都をモチーフにしたとのこと。でも、わたしは、老衰で亡くなった祖父、柔和で寛容だったおじいちゃんの面影とが重なりました。まるで、人生を全うした翁(おじいちゃん)が、温かい眼差しで、優しく語りかけてくれるような感じがしました。
公園内の日名子実三のもう一つの作品
大友宗麟公のレリーフ
残念ながら「レプリカ」
オリジナルは、第二次世界大戦中に金属供出されたそうです。
そして、公園内には「国崩し」という名の大砲が鎮座しています。

ポルトガル副王から宗麟公への贈り物だったそう・・・。
こちらは、もちろんレプリカだけど、400年以上前の本物の「国崩し」は現存していて、靖国神社の遊就舘に展示されてあるっていうのよね。
臼杵公園内には、護国神社も建立されていて、そこかしこに戦争の爪痕が見てとれたりし、つくづく戦争は嫌だと思いました。
城跡の一角から、城下町にあるカトリック教会が見えました。 

15世紀後半のキリシタンの時代から
現在に至る臼杵の歴史を物語る城跡でした。
2022-11-06 16:00
天井桟敷で朝食を [☆旅空百景]

不慮の事故で亡くなった友人と20代の頃、よく訪れていた茶房
「桟敷席というより、私たちには、≪お馬鹿の高あがり席≫だね」なんて言ったりしてた、お気に入りの場所だった。
先々月、テレビのニュースで事故を知った時、同じ年齢だけど、同姓同名の別人だと思いたかった。電話をかけてみたら、繋がらなくて連絡がとれない・・・信じたくなかったけど、そうなのかと受け止めざるを得なかった。
この茶房は、数十年のあいだに、入り口や厨房の位置、BGMも変わった。
いつしか、≪お馬鹿の高あがり席≫は、靴を脱がずに上がれるようになり、数年前には、本&書棚も撤去(宿泊施設内へ移動)された。
初めて訪れた時は、まるで秘密基地でも見つけたみたいに、友とふたりで大はしゃぎしてしまった・・・。時はあっという間に流れたけど、ここの居心地の良さと思い出は色あせない。
どうしても、お気に入りの席につきたくて、開店時間に合わせてお店へと向かった。
そして、かねてより食べたかった「モーニングセット」を

『天井桟敷で朝食を』
タグ:由布院
2022-06-21 14:40