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□=■舟を編む■=□船大工の手仕事 [☆映画(Cinema)]

海は広いな大きいな 月は昇るし日が沈む

海にお舟を浮かばして 行ってみたいなよその国

言葉の大海へと繰り出す お舟をせっせと編む。

辞書の編纂という地道な手仕事(作業)を行なう船大工たちの船室。そこは、座礁など許されない聖域なのでした。

昨今は、私自身も紙の辞書ではなく、ほとんど電子辞書を使っているので、この映画で、あらためてその価値を感じとり、ちょっぴり切なくなりました。

そして、小学校の時に行なわれた字引(辞書引き)大会(コンテスト)なるものを思い出しました。それは、学校の図書室で行なわれ、普段は大トロとかカメさんと呼ばれるマイペースなのんびり屋な私が、なんと!?上位に入り、賞品(粗品程度)をいただいちゃったのです(鉛筆とかの文房具だったかな・・・)。国語は特段お勉強をしなくても悪い成績にならないので、大好きではありました。

馬締の松田龍平、香具矢の宮崎あおいは、言うことなし。虎柄猫(茶トラ)のトラさんの太っ腹な謎演技もよかったし。トラさんの落とし子のような寅次郎も可愛かったです。昔、家で飼っていて行方知れずになった雄猫に生き写しなキジネコを近所で見かけたときに、胸が熱くなったことをおもいだしました。

トラ次郎.jpg
(映画のイメージ写真)@別府温泉・路地裏にて

 ~トラさんの二世?寅次郎似のにゃんこ~

久しぶりに、大岡越前の加藤剛さん、昭和のお母様の八千草薫、渡辺美佐子の両小母様など、懐かしい顔が出揃っているからか、さらに雰囲気のある落ち着いた作品になっていたし。レトロ下宿の『早雲荘』もステキで、場所はどこだろう・・・本郷とか御茶ノ水の辺りかしら?とつい目を凝らしちゃいました。遊園地は「後楽園」しかなーいとすぐ分かったんだけど・・・。

「辞書」を「字引」と呼ぶのが好きです。

用例採取(言葉集め)にチャレンジしてみたくなりました。

それから、最近とても気になっている言葉遣い「恐らく」と「なるほど」について、松本先生にご意見を伺いたいです。「おそらく(恐らく)」は、広辞苑に『口はばったい言い方であるが・・・』とあり、ネガティブで語感が悪く思えます。また、「なるほど」は女性が口にすると横柄な感じがするので、私はどちらも使いません。 →残念ながら、松本先生は故人となり、お聞きできませぬが・・・。

★★★☆☆


タグ:邦画
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