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勾玉とメダイ [お手製(Hand made)]

 勾玉とメダイ作りのワークショップに参加(大分県の埋蔵文化財センターにて) 昨年の秋「宗麟とキリスト教」という企画展に行って制作できると知って、作ってみようと思ったわけです。                        
ひたすら、ヒーヒー、ふぅふぅ磨く、研く
勾玉研きは「根気」あるのみ
 勾玉.JPG
出来上がったものがこれです!
イメージ通りの形にはならず
ちょっと扁平気味もご愛嬌ということで・・・
紐とアクリルビーズ(色は選べる)も付いています。


そして後日、[ぴかぴか(新しい)]わたし風にアレンジをしてみました。

勾玉 装飾.JPG
 トンボ玉、スワロフスキークリスタル、アクリルカットビーズも加えてみました。 
 勾玉ちゃんは、メダイ作りのついでに申し込みをしてみたんだけど、根性の要る作業でした。でも、出来上がったときの嬉しさに優るものなしって感じです。
  春先のぽかぽか陽気になったら、勾玉ちゃんネックレスを着けてお出かけしようかなと思います。
                                               
こちらは、「聖ヴェロニカのメダイ」といわれる
キリストの聖顔布をモチーフにしたメダイで
キリシタン大名といわれる大友宗麟の大友氏遺跡から
出土された「国の重要文化財」
ベロニカのおメダイ.JPG
「重要文化財」を複製(?)というか、鋳造するわけです。
指導通りに、お鍋に溶かした金属を型に入れて作りました。
いやはや、こちらは気が抜けるくらい、早く出来上がってしまいました。
(勾玉作りの作業時間を甘く考えてましたから)
聖ヴェロニカのメダイ・表裏.jpg
表(左)は、聖顔布のイエス様
裏(右)が幼子イエス様を抱く聖母マリア様(聖母子像)
 
よーく、良く見ないとわかりません。何せ16世紀後半の
ましてや埋蔵物ですもの、出土したときの状態を模しているので
通し穴が欠損していて、メダイとしての役目は果たせません。
オメダイ.JPG
 でも、ご先祖様がキリシタンだったということもあり
 ご先祖さま方もこれと同じおメダイを身につけて持っていたのかしら?などと、子孫として感慨深いものを感じてしまいます。というのも当時は、このタイプのおメダイが大人気だったんですって!!

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地中の眠りから覚めた「宗麟とキリスト教」 [☆雑記帳]

宗麟とキリスト教.JPG
昨年(令和元年)の秋(9/21~11/24)
埋蔵文化財センターで
「宗麟とキリスト教」という
企画展がありました。(驚くなかれ、入場・観覧無料)
大目玉は、島原の原城跡から出土した
「黄金の十字架」という貴重なものを
(なんと、段々畑から出てきたそうな!)
この目で拝むことができました。
それはそれは、小さいながらも
まばゆく怪しく光る緻密な加工の十字架で
クロスのてっぺんにはルビーのような紅い宝石がはめ込まれ
わたしには、王冠か何かの飾り、もしくは
ミサ用の司教杖の装飾の一部のようにも見えました。
 
千々石ミゲル.JPG
 また、千々石ミゲルの妻と思われるお墓の副葬品やミゲル自身と思われるお墓の発掘状況などの興味深いお話を伺いました。講演を聞きに来られていた老若男女、いろんな年代の方がいらっしゃいました。椅子に座れない方もいたほどでした。ミゲルが信仰を捨てていなかった?というと、マーティン・スコセッシの映画「沈黙」のパードレ(ロドリゴ神父)の掌に握られた手彫りのクロスを重ねてしまいそうになります。
 
 平成27年の秋(10/16~11/23)には、「キリスト教王国を夢見た大友宗麟」という特別展が宇佐市・宇佐風土記の丘(歴史博物館)でありました(観覧料は¥510)「崎津教会の白蝶貝製メダイ」や「サンチャゴの鐘」などが特に印象に残るもので、こちらもとても見応えあるものでした。
27年度特別展.JPG
おみやげで(クイズに答えてバッジをいただきました)
 
キリスト教のユートピア(理想郷)
「ムジカ」をつくるという夢にやぶれた
キリシタン大名「宗麟」
 その家来衆で、キリシタンに改宗し、そののち再び仏教徒(禅宗)に戻った(棄教した)一族の子孫であるわたし。
 
キリシタン文化のもたらしたものは、いったい何だったのかとの問いを
埋もれていた過去が、教えてくれるような気がします。
これからの新たな発掘調査と研究に
期待していきたいと思っています。

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