ソウル・キッチン☆美味入魂

ドイツ・ハンブルグが舞台といっても「ハンバーグ料理」ではなく、ギリシャ人が経営しているからといっても、オーダー受付が、「チーズバーガーとペプシだけ」のギリシャ料理店（ご存知～サタデー・ナイト・ライブ）でもなく。

『Soul Music』のソウル

ボヘミアンな腕利きシェフが、火をつけて流行らせた

ソウルフルな（魂のこもった）料理とお酒、そしてゴキゲンな音楽を楽しめる

古い街並みと湾岸にある赤レンガの倉庫街が、ノスタルジックでいて新しい

こんな店があったら、是非行ってみたい

 

ドイツもコイツも、一癖二癖ある登場人物だらけ

多国籍な人種の縮図が楽しく

実際にハンブルグは、外国人（移民）が多い土地なんだそう。

 

ジノス役で主演、脚本も書いているアダム・ボウスドウコス、自身もレストランを経営しているというし。

包丁一本晒に巻いて～♬ な、シェフ・シェイン役のビロル・ユーネルも有名店で料理指導を受けたという手際のよさ。なんたって、ビロルさん、私の好みであるロマ系の雰囲気がムンムン（トニー・ガトリフの映画『トランシルヴァニア』の人だから!!）

 

ウド・キアなど、ずらり居並ぶ奇優・妖優のひとり、ルチアの祖母役：モニカ・ブライブトロイ。ジノスの兄（イリアス）役のモーリッツ・ブライブトロイの実母で、『四分間のピアニスト』で過去に深い傷を持つピアノ教師役だった人!!残念なことに、撮影後に急逝されたといいますから・・・なんともドラマチックすぎて・・・（涙）。

コミカルな動作の腰痛体操やトルコ式整体術などの民間療法も勉強になったし、笑いで免疫力アップも。

 

ウェイトレス・ルチア役の女優、アンナ・ベデルケ。クールで可愛い表情に小悪魔的な香りが漂ってて、どことなくアンナ・カリーナ風。初出演作品というの点と同じアンナという名前にうれしい驚き。不思議でステキな女優さんです

船大工（?）のソクラテスが食べていた料理、お皿に美味しそうなイチジクが盛られていたような?、そんなシーンがチラリ見えたので、DVDが発売されたら要チェックな一品。 

 

～『美味入魂』＝秘密のスパイスが効いた映画～

 

ジノスの携帯着メロが、脳天気な電子音＝トーキング・モジュレーターの「意訳：君の彼氏になりたい」～Zapp＆Rogerで大笑い。

 

ルース・ブラウン、クール＆ザ・ギャング、アイズレーB.にサッチモ～etcは、微妙な選曲でもあり・・・。

 

 

The Doors～『Soul Kitchen』

気が置けない仲間との飲食はサイコーだね!

ジノスの髪型は

どう見ても、ジム・モリソン。

★★★☆☆＋1/2★

タグ：コメディー