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『塵に訊け!』~地下書庫に眠る [☆雑記帳]

市立図書館で借りてきた、ジョン・ファンテ著『塵に訊け!』です。一般の書架にはなくて地下の書庫にあり、司書さんが出してきてくれました。きれいな本で、どうやら借り手もなく何年か経っている様子・・・。

塵に訊け.jpg
Calexicoのアルバム『Carried to Dust』のタイトルは、ドラマーの John Convertinoの好きな小説=『Aak the Dust』より用いられていると、JOHN SCHACHT氏の記事(FROM DUST ‘TIL DAWN Calexico)に書いてあり、読んでみたくなりました。  

 

2006年にコリン・ファレル主演で映画化もされてるなんて、知らなんだ~。(トム・クルーズも一枚嚙んでたんですね。あ゛ちゃゃ・・)
 
主人公は、愛すべきイタリア系野郎・アルトゥーロ、小説家を目指してコロラドからバスにゆられロサンゼルスへ。安ホテルに滞在して執筆。そして、チカーノの娘に恋をして・・・。これが、1939年の作品だって!。もうっ、古臭いどころかとっても新鮮でステキでした。砂埃が舞い上がるシーンが目の前に鮮明に浮かんでくるかのようなエンディング・・・とても良かったです。
 
こんな面白い小説を未読だったなんて!!お馬鹿さんです。でも、Calexicoの音楽を知って、めぐり合えたのですからね・・・。図書館の地下で人目に触れることなく、出番を待ちながら息を潜めて眠ってたところも気に入りました。買い求めて、じっくりと読みなおしたくなりました・・・。この本、返却したら、また地下室行きなのね~。 

タグ:Calexico
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