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「みどりのかげ」 [★賞心悦目]

遊歩公園にあった白い像
(セメント)の「みどりのかげ」
大分・みどりのかげ2.jpg
 十数年前にたまたま、行事でコンパルホール4階(多目的ホール)を訪れることがあり、ホールの横に設置されていて、懐かしく眺めました。

 そして、その時にこれがセメント製だったと知って、驚きました。
大分・みどりのかげ1.jpg
 わたしが子どものころには「滝廉太郎像」の隣に並んでいました。
 四季折々、色を変える公園の樹木の傍ら、陽光に照らされる白い像
 遠い記憶にあっても、木々の織りなす色彩、特に緑に映える白い像の美しさが、印象深く脳裏に焼き付いて残っています。
朝倉文夫展覧会.jpg
それから、2015年に初めて朝倉文夫記念館へ
 
 立ち寄った「記念文化ホール」の脇に「みどりのかげ」がありました。
朝地・みどりのかげ.jpg
屋外と室内では、特に表情の違いが見てとれました。
 やっぱり、「みどりのかげ」は屋外にあるほうが生き生きとしている感じ。「ブロンズより白がいいな」「わたしは昔のほうが好きだな」と思いました。
 
 ところで、その数年後に再訪した際、この像は記念館の常設展示へ移設されていました。屋根のある屋外だったとはいえ、セメント製の宿命には逆らえなかったのでしょう・・・。