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神楽会館 [☆舞台(Stage)]

昨年、開館した「神楽会館」では、豊後大野市内および近隣にある神楽座の公演が、ほぼ月一回のペース(最少)で行われています。

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昨年は、国の重要無形民族文化財に指定されている『御嶽神楽』のほか、11月に『柴山神楽・奥畑神楽』、12月に『黒松神楽・細枝神楽』と、たいへん珍しい『棒術(西寒田神社・小倉木保存会)』の公演を観ました。(その一部を紹介します。)

【柴山神楽~神遂】

柴山神楽.jpg

勇壮な舞とともに、お囃子のメンバーが楽しそうに演奏している姿が印象的でした。円熟味ある太鼓が会場を沸かせました。

【小倉木棒術保存会】

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「エイヤー!」という元気な女の子の掛け声が響いた~「子ども棒術」

【西寒田神社棒術保存会】

棒術(めしとり).jpg

棒術のほかに、「小道具術」~刀を持てない農民の珍技ともいえる武術。破れ番傘やご飯つぶの付いた大しゃもじが登場しました。「何をしておるのか」という問いに「飯とりに来ただけじゃ」(召し捕りに?)というユーモラスな掛け合いもありました。

【細枝神社~八雲払】

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大蛇に見立てられた俵を須佐之男命が、本物の剣(真剣)でバッサリと切り倒してしまいました。

八雲.jpg

 

この会館へ足を運ぶたび、神楽座の方々がこの檜舞台での公演を心底楽しんで演じている様子が伝わってきます。そして、伝統芸能である神楽を愛し、伝承していく一途な姿に感動を覚えます。

会館の詳しいことはこちらをどうぞ→豊後大野市神楽会館

音楽家でもあるという著者が、全国各地の神楽を紹介した本。九州の神楽は「宮崎県(高千穂・銀鏡・尾八重)」と「長崎県(壱岐・平戸)」が取り上げられています。幼い頃からお祭りで「お神楽」に親しんできた私とは、随分と違う視点から「神楽」をとらえていらっしゃるのだな、と思いながらこの本を読んでいます。

神楽と出会う本

神楽と出会う本

  • 作者: 三上 敏視
  • 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング
  • 発売日: 2009/10/20
  • メデ
  • ィア: 単行本(ソフトカバー)
 
 
 

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