旅の一座は『両狐座』(一文人形遊び) [★趣味の百花]
牛若丸の一文人形に千代紙で折った京友禅柄のおべべを着せ、折り紙の袴をはかせてと・・・・。
昔ながらの「一文人形」の遊び方を試してみることにしました。
わら束の台に一文人形(首人形)を刺す飾り方は、素朴さが際立ち、それはそれで良い雰囲気があり好きです。
ここで、あえて一文人形の隆盛期(江戸から大正時代)は、子どもの着せ替え人形だったというスタイルを踏まえ、人形劇仕立てにし、部屋に飾ってみました。
一座の名は、座長である兄弟
(両子)の狐から名付けて
『両狐座(ふたござ)』と申します。
牛若・猿若を中心に「千両役者(実は三文役者)チーム」
「あねさんと3疋の鬼さんチーム」
2023-09-21 14:00
一文人形(初めての絵付け) [★趣味の百花]
柞原八幡宮の仲秋祭(浜の市)といえば
「志きし餅」と「一文人形」
『一文人形』
江戸時代に子どもが手軽に買える値段の
一文で売られていたというお人形
狐さんがお気に入りなので、2体になってしまいました。
左が平成のキツネ、右は令和のキツネ
手描きならではの微妙な表情の違うお顔が、趣のある可愛らしい狐さんです。
この一文人形、胴体がない首だけのお人形なので、わたしには少々気味が悪く思えていて、長らく興味を持つこともないままでいました。その良さに気づかされたのは、由布院の民芸品を扱うお店に行ったときでした。当時(平成)に4体を購入、令和になってから、浜の市に出かけて授与をうけ少しづつ数を増やしているところです。
今年は残念ながら、人形作家さんの体調不良のため、人形の入荷がなく授与をうけることができませんでした。
でも、神社の境内での「絵付けワークショップ」を予約し参加できたので、新たに2体が仲間入りしてくれました。
ところで、初めての絵付け体験は難しかったの一言につきます。ぶっつけ本番で、細い線を描くのは才能のない凡人には、もうタイヘン・・・お人形は目が命なんですが・・・。
出来上がった作品がこちら
(噴飯ものにつき閲覧注意!!)
わたしが絵付けしたのは、左の鬼さんです。
題して、ブライアン・ジョーンズに捧ぐ
「Sympathy for the Devil」
映画「ワン・プラス・ワン」では哀しいかな、痛々しく影のような存在になってしまったブライアンをイメージしてみました。(イメージとは程遠く「お間抜け面」の鬼さんになってしまいました・・・(;´д`)トホホ)
そして、ピート・タウンゼント似の牛若丸は、家人の手によるもの
絵付けをした本人いわく
「竹田の『姫だるま』みたいな顔になってしまった・・・」とのことでした。
ほぇっ!『姫だるま??』と言われても?
お顔が凛々しくないのは確かですけど・・・。
わたしには『八艘飛び』をしたという牛若丸(義経)というよりも、ステージ上を飛び跳ねながら、ギターを弾きまくるピート・タウンゼントにしか見えないのですわ。
2023-09-21 13:00