桜の季節に舞う鯉のぼり(壱) [☆旅空百景]
桜の季節に舞う鯉のぼり

市内の桜並木の川沿いにはためく、鯉のぼり

すっかり春の風物詩となっています。

子どもの頃は、今より何倍も川幅がひろくて
川岸には、朽ちかけた古びた木造の小舟があった。
春は土筆が芽吹き、秋には彼岸花の花咲く
小さく、なだらかな土手のある河原だった。
護岸の整備により、河原は消え、公園になり
狭くなった川は、川とは呼べそうにない
「溝」のような形になってしまった。
そして、整備に伴い桜の植樹がされ
すっかり様変わり。
いつしか、その桜木が立派な桜並木に成長し
桜の季節が来ると、春空に元気な鯉のぼりが
舞い踊って、桜花に華を添えてくれている。
のどかだった、昔の川辺の面影を思い出しながら
家族連れの楽しげな姿に心が和んでいく・・・。
2023-04-05 19:00