鉄輪温泉♬ヤングセンター~#59126;


(2019年1月・ヤングセンター界隈)

 

 子どもの頃からテレビで「ヤングセンター」のCMソングを聴くたびに

「ヤング」って言っても、「ヤングじゃない人向けなのにねぇ」と突っ込みを入れたくなっていました・・・。

 そんな鉄輪を代表する施設が先月、閉館。

 


 温泉道に加入しているので、「行ってみたい温泉#59127;リスト」の上にあげていたんだけど、閉館を知ったのが今年の1月。予定も立てられぬうちに、とうとう入館も入浴も観劇もできませんでした。 

とっても残念。

 

 20代のころ、初冬の夕暮れ時に、女友達と4人組で「ひょうたん温泉」へ行くことになり、いでゆ坂をそぞろ歩きで下っていました。

 ヤングセンター前に差し掛かかった辺りで、後ろから、ご隠居さん年齢のオジサンが声をかけてきたのです。『そこのお嬢さんたち~! ちょうど、ここでいい芝居が始まるところや、一緒に観んかい? 入場料は皆の分、払ってあげるから、奢ってあげるよ~』と・・・(たぶん、思い出すに関西か四国のイントネーション)で、ナンパ(?)呼び込み(?)されたことがありました。

 

 当時、私たち、誰一人としてお芝居(大衆演劇)に興味がなかったので、ご隠居さんのお申し出は、丁寧にお断りいたしました。

 これは、まだ「ひょうたん温泉」も砂湯など一部が、混浴だった時代の話で、ちなみに、鉄輪エリアは平成になっても、しばらくは、混浴が根強く残っていて、立ち寄りで利用ができていた「神和苑」も「楽々園」(現在は、かんなわ ゆの香)も混浴だったんですよ・・・。そして、これまた行きそびれた、未踏の「秘宝館」なる名所もかつて存在していました。

 別府は八湯の各温泉エリアごとに、違った雰囲気が醸し出されているから、そこがまた面白い、魅力でもあります。

 

いでゆ坂の風景の一部だった「ヤングセンター」がなくなり

これから、鉄輪・いでゆ坂の景色がどう変わってゆくのかと

複雑な思いを抱く、今日この頃なのです。