臼杵の城下町を眺めるべく、臼杵公園へと行きました。


 城跡への正面突破(古橋口園路)は、石垣崩落の恐れの通行止めにて不可

 よって、回り道コース(今橋口園路)での登城となりました。


 

今回の登城の目的のひとつ

日名子実三の「彫塑見学」

 

「廃墟」と題された

老木と一体化したような翁の像




 第一印象は、お師匠さん=朝倉文夫「墓守」を彷彿とさせる作品だなってベタな感想。

 聞くところによると、不運の俊寛僧都をモチーフにしたとのこと。でも、わたしは、老衰で亡くなった祖父、柔和で寛容だったおじいちゃんの面影とが重なりました。まるで、人生を全うした翁(おじいちゃん)が、温かい眼差しで、優しく語りかけてくれるような感じがしました。

 




公園内の日名子実三のもう一つの作品

大友宗麟公のレリーフ







残念ながら「レプリカ」

オリジナルは、第二次世界大戦中に金属供出されたそうです。

 

 そして、公園内には「国崩し」という名の大砲が鎮座しています。







ポルトガル副王から宗麟公への贈り物だったそう・・・。

 こちらは、もちろんレプリカだけど、400年以上前の本物の「国崩し」は現存していて、靖国神社の遊就舘に展示されてあるっていうのよね。

 臼杵公園内には、護国神社も建立されていて、そこかしこに戦争の爪痕が見てとれたりし、つくづく戦争は嫌だと思いました。


 

城跡の一角から、城下町にあるカトリック教会が見えました。 



15世紀後半のキリシタンの時代から

現在に至る臼杵の歴史を物語る城跡でした。