東京都庭園美術館

初めて訪れたのは、1993年の

『アール・デコ様式のセーブル陶器展』だった。



【写真は2015年の6月】


 今みたいに新館もなく、大リニューアルされてなかったから

中庭にアメリカンショートヘア柄の猫がいて、毛づくろいしていた。

顔も身体も大きな猫ちゃんで、やたらと人懐こくて可愛かった。

 一緒に写真を撮ったりしていたら、職員の方がいらしたので、「ここの猫ちゃんですか?」と尋ねたら、「勝手に住みついているから・・・」とのこと。

「よかったら、連れて帰って!」とまで言われちゃいました~。

旧宮邸の雰囲気になんとなく合う、シルバーグレイの猫ちゃんだった。

 


【玄関前(入り口)に鎮座する狛犬さん】


独特のアール・デコ様式の館内は

素晴らしさのあまり、ため息が出るほどうっとりしてしまう・・・。

「建物自体が、美術品」の美術館だからでしょう。

ここ最近の美術館は、有名な建築家さんの設計で満足させたり

空港かステーションか商業施設みたいな

似た雰囲気のものばかりで、お金をかけたわりには

何とも味気のないものが多すぎる気がします。