朝倉響子の作品「Mari」は、西新宿の東京都庁都議会議事堂前にあって

 昔、住まいが近所だったので、都民広場でのイベントにもよく行って、見慣れた塑像でもありました。積雪した翌日が週末だったときなどは、人気のないこの広場で、雪合戦や雪遊びをしたこともありました。雪が降るとテンションが上がってしまう南国育ちです。

(下の写真は、2015年11月下旬に撮影)





≪Mari≫



逞しさと美しさを兼ね備えて

水を得た魚の如く、大都会で自分らしく暮らし

自身の進む道を、まっすぐに強く生きているような女性

お金がすべてじゃないのよ、って感じがして凛々しくもある。

 


いつ見ても、毅然としてカッコ良いです。

 


≪NIKE≫



 

 泉都(せんと)と呼ばれる別府にあるお宿「豊泉荘」の庭で、都会の喧騒をしばし忘れるかのように物思いにふけるアーティストの女性。かつて、付近にあった赤銅御殿での柳原白蓮の暮らしぶりでも想像しているのか。 旅先で、次なる作品の構想でも練っているのかしら・・・。

 

(2019年12月下旬に撮影)






朝倉響子の作品で

わたしが最も好きな塑像がこちら

(この日は雨上がりだったので湯上りのように、つややか)






≪平和のわらべ≫
(2017年10月中旬に撮影)


 



大分駅から北に徒歩で数分の「若草公園」で

ほほ笑む、可愛い幼子ふたり

第二次世界大戦中の昭和20年7月

「大分・大空襲」と呼ばれる戦略爆撃が

この地を完全に壊滅させ焦土と化したという

しかし、戦争を知らぬ童らは

「平和」という言葉も意味も知らずに

無邪気に笑い・歌い・遊ぶ

 

中心街のこの公園へ訪れるたび

童らの笑顔に癒されつつ

平和を問われるような気がします。

 

 「オアシス(OASIS)ひろば21」に行くときは、近道になるのでよくこの公園を通り抜けています。そのOASISにある「iichikoグランシアタ」ホールの前に朝倉響子の「チナ」があります。つば広帽子の女性の胸像で、腰くびれのデフォルメが印象的です。(まだ写真を撮ったことがありません。)

 

数々のインスピレーションを与えてくれる
朝倉響子の作品は、どれも都会的で

「都市に活きる彫塑」だと思うわたしです。