遊歩公園にあった白い像

(セメント)の「みどりのかげ」




 十数年前にたまたま、行事でコンパルホール4階(多目的ホール)を訪れることがあり、ホールの横に設置されていて、懐かしく眺めました。

 そして、その時にこれがセメント製だったと知って、驚きました。

 わたしが子どものころには「滝廉太郎像」の隣に並んでいました。

 四季折々、色を変える公園の樹木の傍ら、陽光に照らされる白い像

 遠い記憶にあっても、木々の織りなす色彩、特に緑に映える白い像の美しさが、印象深く脳裏に焼き付いて残っています。



それから、2015年に初めて朝倉文夫記念館へ

 

 立ち寄った「記念文化ホール」の脇に「みどりのかげ」がありました。



屋外と室内では、特に表情の違いが見てとれました。

 やっぱり、「みどりのかげ」は屋外にあるほうが生き生きとしている感じ。「ブロンズより白がいいな」「わたしは昔のほうが好きだな」と思いました。

 

 ところで、その数年後に再訪した際、この像は記念館の常設展示へ移設されていました。屋根のある屋外だったとはいえ、セメント製の宿命には逆らえなかったのでしょう・・・。