2016年「文楽」地方公演
夜の部は「絵本太功記」~夕顔棚の段、尼ヶ崎の段
 はかない新妻の「初菊」の姿やら、光秀が妻の「操」の夫と子への深い思いが込められたクドキの数々。深手負いの「さつき」ばあ様の悪に走る息子を諭すクドキがくどい! 女の情念がてんこ盛り。
 ついに息子・十次郎までが瀕死の重傷で帰ってくるわ。もう、雪だるま式の不幸しかない。
 玉男さんが遣う「光秀」は、天下とりの野望に燃えた凄みたっぷりでしたが、因果応報なる完結を予感させて終わるところが素晴らしかったです。

「日高川入相花王」~渡しの段 
~安珍、清姫 蛇に化けて~#59126;
清姫の顔面が変化、「ガブ」#59130;がパックリ
鬼面より怖い~深い女の執念
スペクタクルドラマ
見応え充分、楽しかったです。
昔の(江戸時代)人は大喜びだったでしょうね~
船頭さんと一緒に腰が抜けたかも。
 
 (3月6日(日)戸畑市民会館大ホール)