組踊≪執心鐘入≫ [☆舞台(Stage)]
琉球芸能の美と心
組踊≪執心鐘入≫
琉球音楽の優雅な旋律とあでやかな衣装
たおやかな所作の踊りを楽しめた公演

(宿の女)
組踊の演舞を観たのは昨年10月のことでした。

(2019年10月13日(SUN.)J:COMホルトホール大分 大ホール)
ところが、安珍と清姫の仲について、この本の筆者によると、「あの夜に何があったのかは、二人にしかわからない。」って・・・。この視点がなかなか面白いなぁと思うのです。文楽の≪「日高川入相花王」~渡しの段≫の清姫の「ガブ」なんかで、わたしは単純に楽しんでしまっていたけど、清姫の安珍に対する執念というものは、「ただのストーカー女」じゃ片付けられない、どす黒くて深い闇ってものが、存在しているからかもね。

中学・高校時代を神戸の女子校で過ごしたという筆者。女子校で培われた気質なので、ユニーク。前作の『「スクール・カースト」の大部分は容姿に由来する』説や個人的に共感する「女子校あるある話」もあって、同じく女子校出身者として、とても親近感が持てています。
2020-05-21 09:00
コメント(0)
コメント 0