桜の季節に舞う鯉のぼり


市内の桜並木の川沿いにはためく、鯉のぼり



すっかり春の風物詩となっています。



子どもの頃は、今より何倍も川幅がひろくて

川岸には、朽ちかけた古びた木造の小舟があった。

春は土筆が芽吹き、秋には彼岸花の花咲く

小さく、なだらかな土手のある河原だった。

護岸の整備により、河原は消え、公園になり

狭くなった川は、川とは呼べそうにない

「溝」のような形になってしまった。

 



そして、整備に伴い桜の植樹がされ

すっかり様変わり。

いつしか、その桜木が立派な桜並木に成長し

桜の季節が来ると、春空に元気な鯉のぼりが

舞い踊って、桜花に華を添えてくれている。

 

のどかだった、昔の川辺の面影を思い出しながら

家族連れの楽しげな姿に心が和んでいく・・・。