梅雨の晴れ間に、真夏の訪れを感じさせる

クリナムの花


開花期が6~8月だというのに

きまって梅雨の真っ只中に開花する。

欲を言えば、もう少し遅い時期に

咲いてほしいよなぁ・・・。

 

 百合に似ているし、育てやすいというので、球根を買って植え付けたけど、1~2年は花が咲かなかった。咲き始めてから「ヒガンバナ科」の植物だと知ったわけで。(百合のような華やかさがないはずよね~)。草丈が伸び、花数も多くなって、季節柄、雨に打ちひしがれている姿が忍びなく、切り花にして飾ってた。日が暮れると、花から芳香が放たれ、それが妖しげに思えて、いい感じ。だけど、蕾のままで終わる花があって、最後までキレイな花姿とはいえないのが、うら寂しく思えてきた・・・。

 

あと、数本残っているクリナムの花茎

梅雨空も、打ち付ける長雨の激しさにも耐え

少しうな垂れて、小首を傾げながら

花を咲かせようとする健気な姿が

可憐ながらも、力強く見える。


 



 

もう、これからは

切り花にして、家の中に飾らず

そっと、庭の花壇で咲かせてあげよう

  

摘み活けず 庭に咲くなん「クリナム花」

そう思った、夏至の日だった。