▲∇Dear ダニー 君へのうた∇▲膨らんだ実話 [☆映画(Cinema)]
アル・パチーノが歌う
『 Hey ,Babydoll ♪』
どこかで聞いたことがあるような曲だと思いきや
『Sweet babydoll ♪』って歌詞が飛び出して
「ほぼ『スィート・キャロライン』と言っても過言ではないようだ! 」
Don Wasの名前がクレジットされてたけど
雑で安直すぎる曲作りに
思わず耳と目を疑ってしまった・・・。
ダニーを支える敏腕マネージャーの名前が「グラブマン」
まさか、かの「アルバート・グロスマン」をもじった?
アル・パチーノのロックスター役にも無理があるし
ツアーバスを所有しているあたりは
ロックというよりカントリーシンガー風だし。
さらに、孫娘が多動性障害で、息子が白血病という、いささかてんこ盛りすぎる展開が待ち受けていたわけなのよ~。あ゛ーぁ・・・。
ヒルトンの部屋に飾っていた額の「紅葉」がきれいで象徴的だった。ホテル自前のインテリアなのかな?。
今は亡きジョン・レノンからの届かなかった手紙があったという実話が、膨らみ過ぎて収拾がつかなくなってしまったような印象。
ところで、主人公のダニーという名前は、ビートルズのアルバム「Let It Be」の「One After 909」曲の最後でジョン・レノンが「Oh, Danny boy~」って歌ってるから付けたのかしら??
★★☆☆☆+1/2★
本当のお話のSteve Tilstonさんはリバプール生まれのイギリス人。地味なシンガーソングライターだから差があっても致し方ないかも。
アル・パチーノと本物さんのご対面・・・。
タグ:アメリカ映画
❖ジェームス・ブラウン❖ファンクの帝王学 [☆映画(Cinema)]
ゲロッパ
一度だけジェームス・ブラウンの来日公演を観た。
場所は代々木のオリンピックプール
正式には「国立代々木屋内総合競技場」と呼ぶとか
コンサートが終わるやいなや
仕事が終われば、そそくさと引き上げて行く『ファンクの帝王学』を垣間見た。映画『ヘイル・ヘイル・ロックンロール』のチャック・ベリーのバック・ステージの様子と重なって思わず「よっ!ショー・ビジネスマン!」と呼びかけたくなったっけ・・・。
話はファンクの帝王ジェームス・ブラウンの少年時代から始まるのだけれど、彼の生い立ちは、『辛く・貧しく・哀しく・苦しく』 、親の愛情を渇望しながら不仲な両親に『怯え・うろたえ』・・・両親と離れ離れになってからは、売春宿で育つ可哀相な姿に心が痛んだ。そして、逞しく生きてゆく姿に心打たれた。
私の大好きなルイ・ジョーダンの曲
『カルドニア』が飛び出した!
『Caldonia』
リトル・リチャードのステージの休憩時間を乗っ取り
このシーンが最高に楽しかった。
中年以降のJ.Bの脂の乗り加減や臀部のお肉のつき方などの不満は無きにしも非ず。とはいえ、『トライ・ミー』の歌声など素晴らしかった。ダン・エイクロイドがユダヤ人のマネージャー・ベン役というところも思わずニンマリだった。
〔ブルース・ブラザース〕
またこの映画を観たくなっちゃった
実は、ビデオもDVDも持ってるけれど
やっぱりスクリーンで観たい!!
★★★★☆
セッション☆彡才能のない奴はロックをやれ?! [☆映画(Cinema)]
『音楽』って、楽しいから音楽だよね
あんなにドラムを叩きまくったら
手に血豆ができるくらいならまだしも
腱鞘炎や椎間板ヘルニアにもなりそう
ストイックなまでに、身体を痛めつけて
あーーーぁ
おまけに教授の独裁体質と加虐性
まるで、『かわいがり』
『才能のない奴はロックをやれ!』
ジャズはロックより高尚ってこと??
ハッハハのハ!
オーケストラのバンドで
フル演奏が観れたのが
唯一の救いかも
デューク・エリントン最高!!ということで・・・。
★★★☆☆+1/2★
タグ:アメリカ映画
$ジヌよさらば~かむろば村へ$ [☆映画(Cinema)]
ジヌよさらば~かむろば村へ 行ってきました
かむろば村の守り神「おがむろ様」
お顔は、にゃんと猫科の動物(白虎?)だとか
ニャニー?!
Tiki Tiki チキ・チキ・チキルームに飾ってない?に見えたけどな。
おがむろ様の 『魅惑の温泉』 シーンでは
音楽が Quiet Village みたいな
マーチン・デニー風で、よろしゅうございました。
そこに浸かる西田敏行がまた絵になってるし
松尾スズキ流の笑わせ方、ナンセンス全開!
小技が効きすぎるし馬鹿馬鹿しくて、大笑い
毎度、間延びした役がはまってる松田龍平
頼りない男をやらせたら右に出る者いないかも?
夫婦役の阿部サダヲと松たか子は
『夢売るふたり』の延長線的なゴールデンコンビ
嫉妬心を秘めた奥さんの怖いこと!
松尾、松田、松とマツのつく三人
そして
舞台出身の凄腕役者さんたちが狂演
ここぞとばかりの怪演をしたおすわ・・・。
ちょっとあげてみれば、ザリガニ・ジョン マルコヴィッチ・こけし人形・背広姿・クロックス・新巻鮭・三輪自転車・青いビニールシート・ライダースーツ・ナイフ&フォーク・三谷幸喜・ディナーショーのポスター・・・と、ごく普通のものがおかしなものに変身してしまって・・・残像がちらつき、ついプッと思い出し笑い。
危ない、あぶない
★★★★☆
博士と彼女のセオリー◆ブルー・ジェーン [☆映画(Cinema)]
何年か前まで、私はホーキング博士がアメリカ人だとすっかり思い込んでいました。
どうやらそれは、博士が機械を通して話すアメリカン・アクセントの合成音声を聞いたからなのか?・・・ ということがわかりました。
最初の妻となるジェーンと知り合う大学のパーティーで流れる『マーサ&ザ・ヴァンデラス 』の『ヒート・ウェイヴ』
ロマンチックな出会いの予感が感じられて
若き日のホーキング博士は、バディ・ホリーみたいな風貌で可愛らしい。 「ALS」という病気が進行してゆく様子はドキュメンタリータッチで描かれているから、観ている側としても平静でいられた。
夫の介護をしながら、三人の子どもを育てるジェーン、並大抵のことではないから身につまされた。
「看護」と「介護」は全く違う
介護される側はノーマルな家庭と言うけれど、悩みはつきない
Blue ... Blue Jane
青みを帯びたドレスや
空色のカーディガンがよく似合ってた
ブルー・ジェーン
ホーキング博士のことば『生のある限り、希望はある』、勇気を与えてくれる素晴らしい一言に感激しました。ありがとう、ドクター!!
★★★★☆
タグ:イギリス
アメリカン・スナイパー [☆映画(Cinema)]
アメリカン・スナイパー
試写会に行きました
監督・クリント・イーストウッドの『ジャージー・ボーイズ』を観に行くつもりだったのに、結局都合がつかず、 DVDで見ることにしようと思っていたところ、この試写会の案内を目にして応募した。80歳過ぎて一年間に2本も製作するなど、恐るべきパワー。
イラク戦争が題材だから、それなりの覚悟をしていたものの、予想すらできない戦火のもたらす葛藤や悲劇を目の当たりにして心が軋んだ。
『父親たちの星条旗』では、米国の兵士たちには、クリスマス休暇が待っていたりするのに、日本兵たちは厳しい戦いを続けるしかなかったと教えられたし、この作品でも地上戦がいかなるものかを知らされた。
試写会から帰ってから
ノーマン・ロックウェルの『黄金律~Golden Rule』の絵を思い出した。
【手持ちのポストカード】
心に響く、素敵な絵だけど
ノーマン・ロックウェルにしては画調が重々しい
あらゆる人種や宗教が求めている「黄金律」は同じもの
「平和」そして「愛」
そう問うているのではないかと思う
★★★★☆
アニー☆彡明日はきっと、幸せになれる [☆映画(Cinema)]
『アニー』といって思い浮かぶのは
ちょっぴりこましゃくれた
ソバカス顔の赤いヘアーの女の子
ともすると、『赤毛のアン』と混同しがち・・・
21世紀のアニーはハーレムに住む、かつてポップ・シンガーだった里親のもとで暮らすアフリカン・アメリカンの女の子
可愛いけれど、動き回る姿を見ていたら
こちらが疲れてしまいそうになる
元気すぎるアニー
一緒に暮らしている里子たちは仲良しすぎて
”一人くらい嫌な子いないの?”
里親役のキャメロン・ディアスのやさぐれぶり
独りでツイスターゲームって大笑いさ~。
ジェイミー・フォックスの歌のうまさは『レイ』で実証済みだから、もう、安心しきって見れたし
マーヴィン・ゲイ風のステキな髪型には
秘密があった・・・ 。
Tomorrow明日はきっと、幸せになれる
てっきりディズニー配給の映画?と
勘違いしてしまった・・・
★★★☆☆
タグ:アメリカ映画
ティンカー・ベルと海賊☆ ありがと アリゲーター◎ごくろうさん クロコダイル [☆映画(Cinema)]
『ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船』
えっ、劇場公開あったの?
というわけで
DVDで鑑賞しました
妖精の粉(Pixie dust)製造工場の親方(Fairy Gary)に叱られたザリーナ。ネバーランドから家出して、海賊船の船長になりネバーランドのお宝のひとつである青い粉を略奪する。
女海賊っていうよりパンクなヤンキー娘のザリーナ。
好奇心旺盛で気まぐれなフェアリーは、ティンカー・ベルだけかと思ってたんだけどね。
まんまと海賊(ジェームズ)の口車に乗せられてしまうお嬢ちゃんぶり。
海賊野郎の顎のラインが気になっていたら、ジェームズという名前で若き日のフック船長だっと気がついた!!
そのフック船長と因縁のあるワニさんの赤ちゃん(クロッキー)も出てきてチックタック・ワニの誕生秘話もあり・・・。ピーター・パンと出会う前から、ティンカー・ベルたちは彼らと接点があったんだわぁ。
特典映像で「アぁーぐーっ!」「Aaarrgh!」と可愛らしく海賊ごっこをするフェアリーたち
仲間たちの中で、ひとり醒めてるザリーナ
「教えて!ワニのこと」 という映像も入っていてたワニ
「ワニ」のクロコダイルとアリゲーターは
違うワニというお話
ワニたちの挨拶
See you later alligator
After a while crocodile
英語の韻をふんだ言葉遊びだワニ
Bobby Charlesの歌だぁワニ!!
日本語の字幕では
クロコ:「ありがと アリゲーター」
アリ:「ごくろうさん クロコダイル」
このダジャレ意訳が、苦しいですワニ
「Aaarrgh!」
笑うに笑えましぇーんワニ
初来日したあるアメリカ人さんが、唯一知ってる日本語が「ありがとう~Alligator」だって言ってたワニ・・・「Alligator」 と言えば「Thank you」で通じるね!と、得意になってたことを思い出したワニ
ノリの良いドクター・フィールグッドが好きだワニ
ジゴロ・イン・ニューヨーク△▽恋するジゴロ [☆映画(Cinema)]
ジョン・タトゥーロの名前を知ったのは
ブルックリンを舞台に描かれた
スパイク・リーの『ドゥ・ザ・ライトシング』
ピザ屋の息子役
『ハンナとその姉妹』にも出てたというけど
えっ、出てた?
ウッディ・アレンを引っ張り出して、自ら監督してしまった快作
天然のスポンジ、海綿でイイところを吸収して
小気味よい展開の映画を作ってしまったってカンジ
注:ウッディ・アレンが監督していません
だけど、ウッディ・アレンの映画じゃないのコレ?
寡黙な花屋のしがない店員さんかと思いきや
彼の隠れた才能が開花していまう
あらまっ、あらま~
フラワーアレンジメント、もしくは園芸に長けている男の人は
女の扱いが巧いのかしら?と思ってしまった
生花のみならず
食虫植物もドライフラワーも
Green fingers
Green thumb
その手にかかれば・・・・。
「配管」と「電気」の工事もやっていると称していたけど。
ウッディ・アレンの「パパ・モー」
連れ子達の面倒見がよい、育ジイ(爺)
育メンではなくて。
頭にシラミがわいた連れ子の坊主
スパイク・リーを子供にしたみたいで特に可愛かったし。
パパ・モーが、古本&珍本が専門の三代続いた本屋さんをたたむことになって
「レアな本を買う人がレアになっちゃった」と嘆くのだけど
そう、本もそうだけど「レアなレコードを買う人もレアになった」よな~と苦笑のわたし。
ニューヨークという人種のるつぼで
それぞれ居住する風景の違い
都会で暮らす女たちの埋められない哀しみや渇きも
恋するジゴロのジレンマも
海綿で吸い取って、笑い飛ばせた。
★★★★☆
ジゴロと聞いて
思い出すのは、ムーンライダーズの「スカンピン」
爪に火をともし
暗い夜空に手をかざして
わが身を占えば
スカンピン、素寒貧
俺たちは・・・
オールド・ボーイ☆隠し味が効いた二番煎じ [☆映画(Cinema)]
スパイキー式 オールド・ボーイ
ルイ・ヴィトンのトランクから解放されるって、ゴージャス
隠し味が効いた味付け具合で
『二番煎じとは言わせない』って、頑張った感あり
衝撃と激動の結末を迎えた韓国版の「オールド・ボーイ」
半分以上、筋書きを忘れてたわ~ギャハー
だけど、うら若き可愛娘ちゃんが、オッサンに惚れるか?
という大きな疑問点は、忘れられず・・・。
今回、その疑問と違和感、少しは解消されたような気もするし
ジョーが自ら科して、選んだ結末も実にしっくりときた。
タコ、ハンマー、タン(舌)、と特徴あるものが登場すると
おおーぉ、出てきよったぞー
タコは、生簀の水槽に張り付いてたけど。
ドンパチな飛び道具なしで、相手を始末するって、面白すぎ
銃規制が厳しいのね?ニューヨーク・・・。
最後は「甘い汁を吸えた」サミエル・L・ジャクソンの
監禁ホテルの支配人、最高
その監禁ホテルの『看板ベルボーイ』
「ミステリー・トレイン」で、スパイク・リーの弟(サンキ)が演じたベルボーイを彷彿とさせるなと思い、ニンマリしちゃったんだけど。
ぬわんと、彼がサンキ・リーだってー
映画を観た後に知って・・・
えーっ、そうだったの!そりゃ似てるはずだわっ
いゃー~、老けてないぞぉ~サンキ
スクリーミン・ジェイ・ホーキンスとの"おとぼけコンビ"
懐かしい!!
最近、監督自ら出演することも少なくなったし(ソニーのCMは除く)、親爺さんの楽曲も使わないわね、と思っていたら、サンキが出てたのね。
★★★☆☆+1/2★
タグ:アメリカ映画