女囚の掟「完全なる犯罪者への序曲」 [☆映画(Cinema)]
恐いですねぇ「自ら犯罪に手を染めたわけではなく、主犯の夫が死亡して、共犯とみなされ、ムショ送りになった19歳の若妻。シャバに出る日を迎える9ヶ月後、おぼこかった女は、いっぱしの悪党になってしまっていた」というもの。
刑務所に入る時は、しわだらけのコートを着ていたマリー。
私物の預かりで、結婚指輪を係官に手渡す・・・。
獄中で出産するも、無事に生まれた赤ちゃんは養子に出さざるを得ない、横暴な看守の嫌がらせ、仮釈放の面接には失敗するという苦難の末・・・。「盗んだお金は40ドル、ムショ暮らしで払った授業料と思えば、成長できたから元はとれたわ」って感じ。ゾゾっとしました。
出所時、丹念にアイロンがかけられたコートを着て
戻された指輪を打ち捨ててしまう、マリー・・・。
「完全なる犯罪者への序曲」がはじまったのでした。
変貌してゆくマリー(エリノア・パーカー)の演技がすごかった。
隔離された「女の園」の人間ドラマ
「セルロイド・クローゼット」に登場する映画なので、「ドライブアウェイ・ドールズ」の関連もあり、鑑賞必至と思いDVDを購入。
(1950年作品 モノクロ)日本で劇場公開なしとは・・・これからでも、上映してほしい作品です。
タグ:アメリカ映画
2024-08-02 14:40