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きな粉のおはぎ [茶余飯后(和スイーツ)]

天井桟敷の階下にある「鍵屋」のおはぎ
小豆の美味しいおはぎ~!!で有名
かぎやのおはぎ.jpg
粒あん好きのわたし好みのおはぎ
 
今回、初めて「きな粉」を買い求めてみました。
 
家に帰ってから箱を開けたら
きな粉の香ばしいかおりが漂ってきて~
きな粉のおはぎ.jpg
うっわーー!
きな粉のおはぎは
粒あんに負けることのない美味しさーーっ!!
 これはもう、≪かぎやのおはぎ≫にゃ、きな粉は外せない!!。

天井桟敷で朝食を [☆旅空百景]

天井桟敷の人.jpg
 不慮の事故で亡くなった友人と20代の頃、よく訪れていた茶房
 
 「桟敷席というより、私たちには、≪お馬鹿の高あがり席≫だね」なんて言ったりしてた、お気に入りの場所だった。
 先々月、テレビのニュースで事故を知った時、同じ年齢だけど、同姓同名の別人だと思いたかった。電話をかけてみたら、繋がらなくて連絡がとれない・・・信じたくなかったけど、そうなのかと受け止めざるを得なかった。
 
 この茶房は、数十年のあいだに、入り口や厨房の位置、BGMも変わった。
 いつしか、≪お馬鹿の高あがり席≫は、靴を脱がずに上がれるようになり、数年前には、本&書棚も撤去(宿泊施設内へ移動)された。
 初めて訪れた時は、まるで秘密基地でも見つけたみたいに、友とふたりで大はしゃぎしてしまった・・・。時はあっという間に流れたけど、ここの居心地の良さと思い出は色あせない。
 
 どうしても、お気に入りの席につきたくて、開店時間に合わせてお店へと向かった。
そして、かねてより食べたかった「モーニングセット」を
天井桟敷で朝食を.jpg
『天井桟敷で朝食を』

タグ:由布院

鐘の音に魅かれて [★賞心悦目]

梅雨曇りの金鱗湖
金鱗湖で鐘の音.jpg
 この日は、14歳の夏休みに知り合って無二の友となった、かけがえのない友人を追悼すべく、早朝から彼女との想い出にあふれたお店(茶房)へ行くために早起きをし、由布院へと向かいました。
 
 茶房をあとにしてから、金鱗湖周辺を散策。湖面をのぞくと鯉に混じって、外来種らしき異様な光を帯びた魚が生息していて、気味の悪い大きな赤い口を広げていました。その魚の様子を観察していたら、お寺の鐘の音が鳴り響いてきたのです。それは、午前11時を告げる鐘でした。
 その音色を耳にした途端、突然というか必然的に「これから、お寺にいこう~」と思い立ってしまったのでした。
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「佛山寺」の鐘は、なんとも心地のよい響きをもち
 わたしをいざなってくれ、それは5年振りの参詣となりました。
 
 「牛に引かれて、善光寺参り」ならぬ「鐘の音に魅かれて、佛山寺参り」ということです。
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亡き友は、その数日前に満中陰をむかえていたので
このような機縁(仏縁)もあるものなんだなと思うと
感慨深いものがありました。
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 山門まで登る道の途中で、ウグイスの鳴き声が聞こえてきました。しばし観光地の喧騒を忘れてしまう憩いの地が、湯の坪街道から数分の場所にあるんだと改めて感じ入りました。
 
 ところで、帰宅してから、司馬遼太郎が『街道をゆく』の中で、「ここ(佛山寺)の鐘の音は、郷愁のある響きである。」とふれていらっしゃると知りました。心の和む澄み切った鐘の音は、今回の旅空で、午前11時に鳴り響くと知りました。これからは、時間を合わせて湯布院を訪ね、鐘の音に耳を傾けたいと思います。