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Drive-Away Dolls ≪仔猫ちゃんの運送便≫ [☆映画(Cinema)]

予告編を見たら、2人の可愛い仔猫ちゃん達が
何かの「ブツ」を車で運ぶというロードムービー。
コーエンもんだし、面白そうだなと思い
お馴染みの「一週間限定」上映へと足を運びました。
drive-away dolls.jpg
~2羽のフラミンゴが意味深長~
 『何かいいことないか?仔猫ちゃん』
 
ゲラゲラと笑いっぱなし
すごく面白かったです。
悪趣味といわれても、面白いもんはオモロイのだ。
そして、映画を観終わったあとで、気付くことも盛りだくさんだった。
 
 フラミンゴは、行き先がフロリダ州だからって訳だけじゃないよね?
 ジョン・ウォーターズ監督の作品へのオマージュとしか考えられない。
 赤いウエスタンブーツは、「BLUE  BAYOU」をカバーして歌っている、若い頃はあれこれと浮名を流した女性歌手のことかしら? 
 彼女のLPレコード(アルバム)がテーブルに置いてあったシーン(小道具使いの巧みさに思わずニマニマ)笑っちゃた。ソフトボールが定番だった時代も遠くなりにけりって感じ・・・今はサッカーなのね。
 
 読書好きの仔猫ちゃん「マリアン」は、つい言葉尻を捉えてしまう~「監獄(Prison)じゃない、拘置所(Jail)よ!」と言って大笑いさせる、ありがちな文学少女タイプ。かたや「ジェイミー」は、行き当たりばったりだけどチャーミング。「ジェイミー」の元カノの「スーキー」は、コーエンお得意の警察官スタイルで登場し、「よっ、待ってました~!」ってな感じ。
  
 ジョン・ウォーターズ監督は出身地がメリーランド州のボルチモア。そして、仔猫ちゃんたちが運んでいたブツに、もう一人のボルチモア出身者の奇才「フランク・ザッパ」が、深く関連していたということがエンドロール手前で判って「えっ!!」だったので、感慨深くもあった。
 ブツの正体が露わになったときに「ジミ・ヘンドリックス」を思い浮かべていたんだけど・・・・なははー~!。
 奥が深いというか、なんちゅうか。おサイケな時代のロック・サブカルチャー度が高いときてる。でも、分からなくても大丈夫、馬鹿々々しすぎて面白いから。
フランクザッパ自伝.jpg
この本をお読みの方は、ご存じのアレが・・・登場。
 
 「フランク・ザッパ」もしくは「ジョン・ウォーターズ」がお好きな方は、存分に楽しめる作品。堅物さんには笑えない類のもの・・・ご注意あれ!。
 
 ≪仔猫ちゃんたちの運送便≫
何を運んだかは、観てのお楽しみといったところ。
 
『I Got My Mojo Working』Joyce Harris
パンチの効いた歌声でカッコイイ!!
最近のお姉さんかと思いきや、1961年の録音ですって!!