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毎度・黄金・そして、大鵬と呼ばれたこともある「回転焼」 [茶余飯后(和スイーツ)]

  「鶴乃子」の雪見だいふくから「回転焼」の話になりますが・・・

 福岡に住んでいた頃、西鉄・某駅の東口にある「いしむら」の「黄金焼」をおやつに買うことが多かったわたし。特にこの時期は「芋あん」が美味でありました。などと、「回転焼」が食べたくなっていたところ。朝の連続ドラマで、サッチモな若い夫婦が回転焼屋さんを開店し始めましたわ~あらら・・まぁ。

 このドラマ、年明けにたまたまTVのチャンネルを変え忘れて、「サッチモ、ジャズ」に興味深々で、ズルルっと見始めてしまいました。でも、今週に入ってちっとも面白くない。もうイイな・・・。

 なんだか少し時代にそぐわないし、ひどい話よね。戦争で孤児になったはずのジョーが、食べ物を粗末にしおったよ。身体を気遣って作った手料理が入ったお重箱を、ひっくり返したようなんだから、許せないのよ、わたし。だから、重箱の隅をつついてやりたくなったわけ・・・。

 お重箱といえば、昭和の我が家では、お正月や運動会で使っていたもの。ママの作った美味しいお御馳走と愛情が、詰まって重なった箱なのさ。ジョーには、アルマイトの弁当箱に魚肉ソーセージをはさんだコッペパンか、ホットドッグを詰めて、新聞紙で弁当箱を包んで、おあげなさいな。少しは昔を思い出すかもしれないよ。

 「探さないでください」とか、書き置きを残して姿を消してくれればいいのに。海水で頭を冷やしたついでに記憶喪失になるとか、韓国ドラマ風に展開・カイテンしてくれた方が、まだまし。と、ドラマの不満はさておき。「回転焼」のお話をば・・・。

 こちらは「毎度焼」という名の回転焼
毎度焼.jpg
 この「毎度焼」のお店は、デパ地下にあります。デパートに行く機会も極めて少なくなって、ずい分とご無沙汰の美味しい、甘いもんです。あ~食べたいな。
 甘さのちょうどいい「黒あん」と、なめらかでほっこりな「芋あん」は外せない味なのです。そして、季節もので「そらまめ」が出ると、青豆系が大好きだから、必ず買ってしまいます。バレンタインデーが近くなると「チョコクリーム」も登場するなぁ・・・もう、そろそろかしら~。
 
 「回転焼」、全国区では「今川焼」と呼ばれるけど、わたしが小さい頃の「巨人・大鵬・卵焼き」時代に、「ただの回転焼」なんだけど「大鵬焼」という名前で売られていて大人気のお店があったなぁ~と懐かしく思い出します。今だったら、日本相撲協会から「勝手に名前を使うな」とか言われるんでしょうけど、昭和の時代は寛大でありました。
 ところで、福岡に「蜂楽饅頭」という回転焼風のまんじゅうがあります。「蜂蜜が入っているから甘い」との評判通り、甘いまんじゅう(回転焼)だと思います。地下鉄(天神駅)に近いところにあった店では、行列も目にすることもあった人気店。でも、わたしは回転焼なら、二つ食べられても、蜂楽饅頭は、ひとつ食べたら、もういい感じになってしまいます。蜂楽饅頭は、あんが黒と白のみで、人それぞれ甘さの好みもありますから・・・回転焼と比較してはいけませんね。
 
寒い時期の焼き立ての「回転焼」
一日も早く、コロナ禍から脱出して
お店の前のベンチに腰かけて
ほかほかの「回転焼」を
ほおばって、味わいたいものです。