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「妙麟」妙林尼 [☆雑記帳]

 実は、この著書の登場人物に、ご先祖様が実名で出ているというので、この春に買い求めて読み始めたのでしたが、冒頭から疑問が生じました・・・。

 「ラウラーデ・ドミヌム」なる聖歌とは?、篠笛で吹ける曲なの?、六本かしら七本調子かしら?と読み進まず、頓挫すること約5ヶ月が経ち、8月に入ってから気を取り直し、頑張って読了いたしました。
妙麟尼.jpg
やっとこさ、読み終えたら
筆者いわく「創作度90%」なんですって!!
先に知っていれば、さっさと読んでしまったわよ・・・。
 
 『血なまぐさいキリシタンが出てきてうんざり。殉教という言葉を軽々しく、いとも簡単に口にする信徒の姿に辟易した。』『妙の若き日の恋物語は退屈。ステレオタイプの嫁姑の確執。』『激情型の展開が、まるで韓国(宮廷)ドラマみたい。』『"鶴崎踊り"が雑な扱い方をされている。歴史あるこの踊りの説明が一切ない。』『当所では、"メザシ"ではなく、"唐人干し"と呼びます。』と、ここいらで止めにいたしましょう。ご先祖様に免じて・・・。
 
 大友氏(大友宗麟)の小説では、こちらが心に残っています。
王の挽歌 (遠藤周作歴史小説集) 王の挽歌(上)(新潮文庫) 王の挽歌〈下巻〉 (新潮文庫)