▽▲タイピスト▲▽ [☆映画(Cinema)]
設定の年は1959年。主人公は、さえない田舎娘のローズ。秘書のスキルはないけれど、『人差し指2本でタイプライターを猛打する特技』あり。持ち前のガッツさ(強引&強情)で、保険屋・ルイの経営する事務所に仮採用され働き始める。仕事ができない事は火を見るよりも明らかなのに、鼻の下の長い独身のルイの企みで、タイプライター早打ちコンテストに出るため猛特訓の日々を過ごし・・・師弟関係からロマンスが生まれ、栄光も恋愛も勝ち取ってしまうという話。
なーんのヒネリもない「おフランス版・スポ根」まっしぐら、だから私には少々退屈だった。
当節は流行らない"女を教育したがる男のイヤラシイ願望"
やたらと、おタバコぷかぷか、あの年代の"どこでもタバコ天国"をそこまで再現するかい?っていうくらいの紫煙シネマ。監督がノンスモーカーで、タバコを吸うのは、格好悪いんだよ!ってことを思い知らせる目的の副流煙ならば、この監督のことが好きになれそう。
ところで、私はオードリー・ヘプバーンへのオマージュ作品ととれて・・・。
花売り娘をレディにする『マイ・フェア・レディ』
そして、『パリで一緒に』
『パリで一緒に』のガブリエルは、タイピストだったし・・・。
ロマン・デュリスは、トニー・ガドリフ作品が印象に強く、(『ガッショ・デイーロ』が鮮烈すぎて)『パリの確率』で共演したこともあって『ジャン=ポール・ベルモンド』の若き日を彷彿とさせるなぁ~なんて思い始めたこともあったから、ボクサー姿のポートレートが登場するシーンでクスッと笑えた。
★★★☆☆
タグ:フランス映画
2013-11-07 20:30
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