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◇台湾バナナ・ムービー◇~『一頁台北』~ [☆映画(Cinema)]

梅雨真っ只中で、蒸し暑かったり肌寒かったりと、お天道様のご機嫌と同じく、体調もイマイチ・・・。

喉の渇きをいやしてくれる、清涼飲料水のような映画が観たかったし、面白そうな予告編だったので、興味をそそられ映画館[映画]へ・・・。大好きな台湾の青春映画『藍色夏恋』あたりを期待して!!

ガールフレンドがパリ留学へ旅立ち、彼女のあとを追って、パリ行きのために暴走&奔走する青年・カイと、カイが、いつも仏蘭西語・教本を立ち読みしている書店の店員・スージーを中心に、台北の街角で繰り広げられる「ちょっと怪しい事件」がきっかけの「恋物語への序章」。

で、この映画は、一時的な清涼感で、ゲップのオマケが付いたりする炭酸飲料の類や甘い果実飲料ではなく、軽い爽快さを含んだ甘みと、深い香りをもつ「茉莉龍珠」の新茶を、その茶葉の開く動きを眺め、愉しんで一服したような感じ。さっぱりした後口と、切れのよいお味でした・・・。

新鋭の『台湾バナナ・ムービー』

米国サンフランシスコで育ったという、監督:アーヴィン・チェン 。見かけは、黄色いバナナな東洋人なんだけど、一皮むいたら・・・色白。ルーツを大切にする中国人の本質と欧米的な感覚。それに、台湾の風土の「大雑把さ」が、香辛料となって・・・食欲を刺激する八角(スターアニス)の香りが、漂ってくるような感じがしました。

「元気になれる」、「台湾バナナが食べたくなる」、「買い食い天国バンザイ」な、ハッピー・ムービー。

ヌーヴェル・ヴァーグ調な可愛いダンスも!

一頁台北.jpg
クー・ユールン(『ラスト、コーション』では、キモい指南役!)が、小悪党(やっぱり・・)を冴演。その演技の振幅に驚きです。
劇中のテレビドラマ『浪子情』(勝手に意訳:「あぁ、放蕩息子」)を是非観てみたい!。
邦題の『台北の朝、僕は恋をする』は、一本調子すぎて、数日で忘れてしまいそう・・・。
★★★☆☆

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