ダレン・シャン

試写会で見ました。字幕だと思い込んでいたら、吹き替えでした・・・。だから、ミスター・トール役のKen Watanabeは、ご本人の声だったのです。

コミックの映画化・・・でも、コミックを全く知らない私にも、楽しめた作品。「ウイレム・デフォー」がバンパイア役（知る限りでは２回目）おどろおどろしさ皆無、ジョン・ウォーターズみたいな男爵ちょび髭で、とてもキュート。同じくバンパイアの「ジョン・C・ライリー」などが脇を固めていたので、ダレンとその友人（スティーブ）高校生二人の暴走も安心して観られました。吸血鬼には「バンハイア」と「バンパニーズ」という種類があるとか、主人公～ダレン・シャンは「ハーフバンパイア」だとかその辺りは?であっても、お構いなし。花粉症で頭痛だったオツムも使わずにすみました。

バンパニーズ率いるミスター・タイニーは『オースティン・パワーズ』の「Dr.イーブル」に似ているような気もしたし、サーカス団の名前が「シルク・ドゥ・ソレイユ」をもじっていたり、サーカス団員たちの原形は、トッド・ブラウニング監督の『FREAKS』から拝借してきて、『X-メン』のミュータントを加算したみたいだったし・・・。しかも、中心は吸血鬼のようなので、漫画（コミック）だから、辻褄も何もないって感じで突っ走ってくれました。

ミスター・タイニー役の「マイケル・サーヴェリス」がいい味を出していたのが気に入りました。『Almost Famous』の「パトリック・フュジット」も一皮剥けた演技で、とてもよかったです。だから、続編に期待して・・・　★★★☆☆

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