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イースタン・プロミス [☆映画(Cinema)]

 Eastern Promises.jpg 監督がデヴィッド・クローネンバーグと知り、「何かやってくれそう!」と期待して映画館へと足を運びました。『イグジステンズ』観たあとは、背中がゾクっ、こっちまで異物を埋め込まれたような感覚。『スパイダー』では、主人公(レイフ・ファインズ)のヤニが染み付いた爪・・。

 今回はロシアン・マフィアの凶器のひとつ、小型の刃物が印象的で、何に使うものなんだろう?職業用ナイフみたい、シベリア毛皮の職人さん用?と気になります。

ヴィゴ・モーテンセンというと、ロード・オブ~でリヴ・タイラーの彼氏役だった人、くらいにしか思っていなかったので、(ゴメンナサイ)こんなに凄いの!!と正直驚きました。謎めいた役とはいえ、おおよその察しはついていくので「え~っ」というドンデン返しはナシ。でも、お決まりの黒社会のルール、血の報復の他に、ロシアン・マフィアにおいてタトゥーがいかに重要なものかなど、知ることができました。アルマーニのスーツの下に彫り物いっぱ~い。サウナでの刃物沙汰は圧巻、ラスト・コーションの梁朝偉のお尻より衝撃的。

ナオミ・ワッツはソ連製バイクにまたがってカッコよかったし、演技もナチュラルでした。元KGBだと豪語する叔父さんやボスの息子(ヴァンサン・カッセル)という脇役陣も面白かった。(ただし、彼らでナオミ・ワッツの影が薄くなった面もアリ・・。)期待を裏切らない内容でした。星の数は★★★★☆


タグ:イギリス
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